マイコプラズマは大人でも感染する?症状と治す方法

「マイコプラズマ肺炎」という病気をご存知でしょうか。マイコプラズマという菌に感染されることで発症するこの病気は、6歳から12歳くらいの子供と高齢者がかかりやすい病気です。そのため小学生のお子さんのいる家ではお馴染みともいえる病気でしょう。とはいえ、大人には感染しないわけではありません。なかなか風邪が治らず、熱としつこい咳が続くというなら、その症状は風邪ではなくマイコプラズマなのかもしれません。菌がゆっくりと増えていくため咳き込みもひどくなり夜眠ることも困難に。早めに治療を行えば重症化する心配はありません。

同じ、マイコプラズマという名でも、性病として感染することもあります。尿道や膣内からマイコプラズマが検出されるのです。子供の病気というイメージが強い日本ですが、欧米では昔から性病の一つとして広く認知されています。そして、日本でも大人たちに徐々に流行り始めているのです。

肺炎と違って、その症状は尿道や膣内に現れます。分泌物が増加したり、排尿時に痛い実や不快感を感じたり、かゆみを伴うこともあったり。そんなときには検査し、マイコプラズマが摘出されたのであれば治療を行うようにしましょう。同じく性病であるクラミジアと似ているものの原因は異なるため適切な治療を行わないと治りません。クラミジア同様、オーラルセックスが原因となり咽喉に感染する場合もあります。

マイコプラズマは常在菌ではない以上、性行為によって感染するのです。生涯にたった1人とだけだった昔と違い、今は性に対する考え方が自由になってきています。そのため性病はどんどん増加していっています。もしかして、というときは早めに調べるようにしてください。性病は放っておいても治ることはなく悪化する一方です。
男性の場合、精巣上体や前立腺などの臓器までマイコプラズマが進行していき、炎症を引き起こすケースだって報告されているのです。決して子供だけの病気ではなく、大人も感染する恐ろしい病気なのです。

マイコプラズマの治療法は?

風邪やクラミジアと似た症状を持つマイコプラズマですが、風邪なのかどうかは血液検査で感染しているかどうか調べることはできます。性病の方の場合は尿検査や膣分泌物検査・のどの検査などがあります。こちらは男女で調べるための検体が違ってくるためパートナーと一緒に検査する場合に注意してください。

感染していた場合にはマイコプラズマに効く抗生剤が処方されます。以前はジスロマックやクラリスなどが定番でしたが、これらに耐性のある菌が増えてきたことから細菌はクラリスロマイシンという薬が使われるようになりました。クラリスロマイシンは百日咳や副鼻腔炎・気管支炎などの呼吸器系炎症の病気や、子宮頸管の炎症や感染性腸炎・中耳炎といった身体のあらゆる部分の炎症の薬として使われることも多く、外傷や火傷をした後の二次感染予防に用いられることも。幅広い用途のある薬なのです。

ちなみに、マイコプラズマは細胞壁を持たない細菌です。細胞壁に作用して細菌を退治するセフェム系の抗生物質もありますが、こちらは使用しても効果がありません。こちらは淋菌治療に使われることが多いです。

クラミジアとの判別が難しいため抗生物質を処方するなどクラミジア同様の治療が行われるケースもあります。ただし、クラミジア以上に治りにくい病気のため処方された薬を飲んでも治らなければ更に効果のある薬に変えてもらえることも。まだ性器のマイコプラズマ自体がメジャーな病気とは言えないため、検査方法も十分ではないのです。とはいえ、効果のある薬はちゃんとあります。医師の指示通りに処方された薬を服用し、それでも完治しないというのであればもう一度相談してみるようにしてください。